edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

asahi.comが青一色に サッカーW杯決勝T1回戦を応援

 6月29日深夜の日本−パラグアイ戦を前に、29日のほぼ1日、朝日新聞社のニュースサイトasahi.comのトップページが、サッカー日本代表のユニフォーム色である青一色に塗りつぶされた。「本日はサッカー日本代表を応援するためにトップページをブルーにしました」との断り書きがある(なお、パラグアイに敗退後は「本日はサッカー日本代表の健闘に敬意を表し、トップページをブルーにしました」という表記に変更された)
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 ページ上部のバナーと右メニューのレクタングルの広告枠もアディダス広告の色とマッチしており、1日限りのタイアップ企画であるように感じられるが、なんとも思い切ったものだ。CSSXHTMLのコーディングを相当社内で練りこんでおかないと、このような大胆なデザイン変更は容易に実現できるものではない。バンクーバー五輪のときは、ブランドロゴを競技開催に合わせ日替わりで変えるということも行っていた(参考:冬季五輪中の asahi.comのトップページロゴが気合入りまくり)が、ウェブデザインに関するレベルと発想の柔軟さは相当に高く感じる。
 他にも面白い例としては、東京・汐留の電通本社ビルもすごいことになっていた。夕方ごろから、ビルの照明と窓のカーテンを組み合わせることにより、ビル全体にメッセージを表示するというもの。
「今夜、決戦」 ⇒「更なる高みへ」 ⇒「頼む!!!」
 こういった「人々に驚きを与える」という要素はどんな時代になってもメディアにとって必要であることは間違いないのだろう。時に批判されることもあるが、人々に何かを伝えるためには理性だけではなく、感性も必要だ。