edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

産経新聞iPad版が休刊日にSANKEI EXPRESSを配信

 今月末で無料期間が終了してしまうiPadアプリ産経新聞HD(産経新聞iPad版)だが、6月7日の休刊日に横組みタブロイドのSANKEI EXPRESS(サンケイエキスプレス)の特別版紙面を配信するということをやっていた。
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 SANKEI EXPRESSは産経新聞社の出している紙媒体の一つで、月ぎめ2100円、1部売り100円。購入できる地域は首都圏と関西圏に限られる。20代〜30代をターゲットとし、「美しい新聞」「若い新聞」をキャッチフレーズにしている。2006年の11月に創刊し、テレビCMにSMAPの木村拓哉を起用したことで話題になった。詳しい特徴は以下のリンクを参照。
SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス): EXとは
 普段見慣れた新聞紙面ではなく、突然横組みの紙面が出てきたので意外に感じたが、これはこれでありかもしれない。通常の縦書きの新聞紙面のような文字の密集度がなく、1つの面に掲載されている記事数が絞られてるため読みやすい。
 海外記事は共同やAP・ロイターなど通信社ものも多いが、レイアウトとの収まりのよさと、写真がたくさん使われているためそれなりに読める感じになっている。正直なところiPadで閲覧するなら、縦書きの産経新聞よりもこっちのほうがいいんじゃないかとすら思えるほどだった。
 これがきっかけとなって紙のSANKEI EXPRESSを購入してみよう、と思う人がいるかは疑問だが、少なくとも産経新聞iPad版のユーザーに刺激を与えられたのではないだろうか。例えばゆっくり時間の取れる週末にSANKEI EXPRESSの特別版を配信することで、30日1500円のお値打ち感を出そうとしてるのかも。