edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

中国新聞、小中学生と親を対象にした読者会員組織を設立

 中国新聞社は、家族で新聞、活字に親しんでもらうサークル「ちゅーピーこどもニュースくらぶ」を設立することになり、六月中旬から会員を募集する。教育に役立つニュースや講演会、講座などの案内を保護者にメールマガジンで発信し、親子で新聞に親しむことの意義を高めていくことに資する。
 「小学生から新聞を読む子の学力は高い」などと言われ、来年度から学習指導要領で順次、新聞の活用が盛り込まれたことに先立ってスタートさせるもので、小・中学生と、ちゅーピーくらぶ会員の保護者を対象に子ども会員証を交付する。優待企画があるほか、希望者にちゅーピーこども新聞を届ける。親子間のコミュニケーションを高める新聞づくり教室など学習イベントへの参加や、中国新聞が掲載する応募シールなどポイントを付け、特製メモ帳などの記念品をプレゼントする。
 メール配信をするためID登録が必要だが無料。子どもに向けての講演会、講座・イベントなどの場で加入を呼び掛けていく。
(新聞之新聞 2010年5月21日)

 「ちゅーピーくらぶ」という読者会員制度を持つ中国新聞社が、小中学生とその保護者を対象とする新たな会員組織を設立し、6月中旬から会員募集するとのこと。親子で新聞を読んでもらい、新聞を読むことで学力がつくことをアピールする狙いがあるようだ。
 中国新聞は月に1回、「ちゅーピー子ども新聞」を発行しており、ウェブサイト上で過去の分も合わせてPDFファイルで公開している。この媒体は2007年から当初は季刊として、2008年10月から月間で発行されている。このような子供向けの読者会員組織を構築できるのも、こういった媒体の裏付けがあるからできることだろう。
 「応募シールなどのポイントを付け応募すると記念品をプレゼント」というのはちょっと面白い。昔あったベルマークのように、新聞紙面を切り抜いて台紙に貼付けて応募するともれなくプレゼントが当たるという感じなのだろうか。規定分の応募シールを全て集めると1枚のかわいいイラストになるとか、そういう遊び心があってもいいと思う。
 ところで、中国新聞社のマスコットキャラクターが「ちゅーピー」で、組織の名称がそれにちなんでいるのはわかるが、どうして「ちゅー」と「ピー」でひらがなとカタカナを混ぜているのだろう(変換で苦労する)。Wikipediaにもちゃんと項目がたっているほどの知名度を持つキャラクターだが、名前と綴りの由来がよくわからない。教えて中の人。