edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

読売、日経が託児所を共同利用 勤務に合わせ午後10時まで

 日本経済新聞社と読売新聞東京本社は、4月1日に東京駅前に開園した「ポピンズナーサリースクール丸の内(千代田区丸の内1の6の5、丸の内北口ビル2F)にそれぞれ8人の定員枠を確保した。両社は利用料を統一し、必要に応じて定員枠の一部を相互融通する。両社が福利厚生分野で協力するのは今回が初めてとなる。(中略)  
 開園時間は月曜から金曜までの午前7時半〜8時半だが、新聞社のニーズに合わせ、午後10時までの延長保育を行う。49人の定員枠があり、日経、読売以外では三菱商事が10人の枠を確保している。日経と読売東京の融通枠は、それぞれの定員枠に遊休枠が生じた場合、翌年3月までの期限で枠を融通し合うというもの。これにより、利用料負担の抑制、枠不足の解消が図れるという。
 (新聞情報 2010年4月14日)

 こちらも業界紙「新聞情報」に出ていた記事。新聞社で働く女性が年々増えてきた(在京大手紙では新入社員の4割が女性)ことに加え、子育てしながらでも働きたいという意欲を持つ女性に対する支援の一環と見られる。
 「あらたにす」のような共同ウェブサイトだけでなく、こういうところでも現実に協力していっている事例が出てきているのは興味深い。10時まで延長保育をしてくれるという部分も見逃せない。当然、その分余計にコストがかかるはずだが、今後、より女性社員が働きやすい環境を作っていくために必要なコストと捉えているのだろう。
 読売・日経の両社とも東京・大手町にオフィスを構えているのだが、そういえば産経新聞の本社もすぐ近くにあったはず。産経はすでに託児所を独自で契約していたのか、それとも声をかけてもらえなかったのだろうか…。