edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

日経電子版、(無料期間だけど)有料登録会員数が6万人を突破

 日本経済新聞社が3月23日に創刊した「電子版(Web刊)」の有料登録会員が17日、6万人を超えました。無料登録を加えた会員は30万人に達しており、登録読者の約2割が電子版のすべての記事や機能の利用を望んでいることがわかりました。電子版が発信する特ダネや最新ニュース、深掘りした独自記事などに加え、自動記事収集など多彩な機能に期待する読者が着実に増えています。
 電子版に有料登録していただいた読者層をみると、40歳代以下が半数を超え、3割強が20−30歳代です。お勤めの方が8割弱に達しています。役職別では部長以上の経営幹部が約4割を占めています。パソコンや携帯電話を活用している比較的若い世代が電子版に興味を持つ一方で、企業内で影響力のある地位についている読者が多いことも裏付けています。
<お知らせ>日経電子版の有料登録会員が6万人を超えました:日本経済新聞

 テレビCMでも目立つようになってきた日経新聞電子版。4月17日に出したリリースで有料会員数が6万人を超え、順調に読者が増えていることが報告された。
 4月30日までは無料期間なのに有料会員数が出るというのも変な感じがするが、無料期間であってもすべての機能を利用するにはクレジットカード番号の入力が必要なので、実質的な有料会員としてカウントしようということなのだろう。
 当面の目標は10万人、ゆくゆくは30万人とのことなので、開始1カ月の数字として見れば立派なもの。ただこの時点で数字を発表したということは、電子版への追い風として宣伝になる反面、課金が開始される5月以降に発表がなければ「落ち込んでいるのでは」と邪推されてしまう可能性もあり、気は抜けないと思われる。有料化する5月以降に何かタマを用意しているのだろうか。
 例によって「関係者の話」は今月号か来月号のFACTAあたりに出てきそうな予感。