edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

はてなの近藤代表が日経新聞電子版をPR

 3月23日に創刊した日本経済新聞電子版。広報サイトには「もうひとつ 日経新聞を作るような、決意。」という勇ましいフレーズが並び、電子版PRキャラクターである新人広報犬「デンシバ」が電子版の魅力を親しみやすく紹介している。twitterでも賛否入り乱れて盛り上がっている様子が伺える。
 そんな中23日に、株式会社はてなの代表取締役である近藤淳也氏が、日本経済新聞の本社を訪問して電子版を実際に体験してみる、という記事が「はてなブックマークニュース」に掲載された。3/25現在でブックマーク数も1100を超えており、かなりの注目を集めている。
 電子版の各機能について非常にわかりやすく紹介しているが、あまりにも評価が高い(ほとんどベタほめ)ので意外に思っていたら、やはりペイドパブリシティー(新聞・雑誌でいう記事広告)だった。しかも「この記事をブックマークした人の中から抽選で1名様にiPadをプレゼント」というオマケつき。そりゃブックマーク数も増えるわ…。
はてな近藤淳也が日本経済新聞社に潜入! 話題の日本経済新聞 電子版について体験してみた - はてなブックマークニュース
 個人的に面白かったのが以下のくだり。偏った情報収集をアドバイスをしてくれるのはいいね。

 「『あなたは今までに継続して○○日読みましたね』と励ましてくれるとか、読んだ記事のジャンルを分析して『あなたの情報収集にはマネー成分が足りません』とアドバイスしてくれるとか……知識ってトレーニングのようなところがありますよね。日々少しずつでも触れていけば確実にそこの筋肉は鍛えられるので。データの取りやすい電子版だからこそ、遊びでもいいのでそんな面白い機能があったらいいですね〜」などなど目を輝かせてアイディアを語る近藤。日経電子版のスタッフのみなさんには、そんなアイディアも笑顔で聞いてもらいました。
はてな近藤淳也が日本経済新聞社に潜入! 話題の日本経済新聞 電子版について体験してみた - はてなブックマークニュース

 ちょっと前に日本新聞協会が主導して「若手IT会社社長は新聞を読んでいる」というキャンペーンが行われていたが、発想としては近いものがあるだろう。新聞社が新規事業を始める際、単純に紙面や自社ウェブサイト、系列テレビ局で告知するだけでなく、こういう手法もあるという点で参考になる取り組みと言える。