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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

NYタイムズ、編集会議などの現場を動画で公開

 【3月23日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズNew York Times)は22日、編集会議の様子など新聞制作のプロセスを毎日公開する動画サービスを開始すると発表した。
 このサービスは「TimesCast」と名づけられ、同紙ウェブサイトNYTimes.com上で毎日午後1時(日本時間翌日午前2時)に公開されるという。
 同紙によると、1面記事の決定会議や記者と編集者の記事に関する議論の様子など新聞社内の様子を伝えていくという。
米NYタイムズ、編集会議など新聞制作プロセスを動画で公開 国際ニュース:AFPBB News

 昨日のtwitterのつぶやきから(via @yoshikisun )。Ustreamなどの生中継ではなく、5〜6分の番組を制作しオンライン上で公開するというもののようだ。大手運送会社のFedexがスポンサーとなっている。
 早速昨日(3/23)の分アップされていたので、見に行ってきた。
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 記事の扱いを決定するいわゆる「デスク会」の模様や、記者・編集者へのインタビューなどが動画で公開されている。この日の会議では、中国政府がGoogleへのアクセス遮断を進めていること、イスラエル人入植地の緊張が高まっていること、オバマ大統領が医療保険改革法案に署名したこと、環境保護庁が水質基準を厳しくすること、以上の4つの記事をメインテーマとして紙面制作が議論されているようだ。
 新聞制作のプロセスを見せる、という意味では、「新聞作りの舞台裏をリアルタイムで紹介する」というポリシーで運営されている朝日新聞東京本社編集局のTwitterの取り組みに近いものを感じる。
 NYタイムズの動画もリアルタイムで見られたらもっと面白いのではと思うが、その辺はまだまだこれからだろう。この取り組みが評価を得られ、スポンサーが今後も続くならば、次は「デスク会議」の生放送に挑戦していくのかもしれない。