J-CASTが新聞記者経験者を対象に求人中

　たまたまJ-CASTのウェブサイトを見てる最中に目に留まったのでメモ。応募受付は３月１５日までとのこと。募集要項内の「なぜ、新聞記者経験者を募集するか」という部分が興味深い。

なぜ、新聞記者経験者を募集するか

2. Web記事の重要な要素にスピード、簡潔でわかりやすいことがあります。新聞記者の訓練を受けた方の多くが備えた技量です。締め切りに間に合わせて短時間で記事を作成する、問題点、視点をいち早く考え、読者に分かりやすく説明できる技量です。
3. 正確であること、視点が偏っていないこと、読者が知りたいことを把握することも、記者訓練で備えていると期待します。また、新しいメディアの仕事に従事することに意義を感じている人を期待しています。
4. 支局と本社の出稿部を経験し、パソコンに習熟していること、ネットに対する前向きの理解を持っていることが望まれます。
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　ネットニュースサイトJ-CASTを運営するジェイ・キャストが記者、編集者の社員募集を行っている。目を引くのはターゲットを「新聞記者経験者」と明確に打ち出していること。業績不振による希望退職や賃下げ、業界の先行きに不安を持つ若手に対してのメッセージだろうか。
　ヤフーニュースの中の人もかなりの割合で新聞・テレビ出身者がいるようだし、取材プロセスの把握、締切に合わせて要点を簡潔にまとめる記事執筆能力、事実確認の重要性認識といったスキルや行動原理はネット時代でも重宝されるのだろう。
　J-CASTは、新聞各紙や雑誌に掲載された記事をピックアップしたり、ネット上の著名ブログや有名人のウェブサイト、mixiや２ちゃんねるのまとめサイトなどで盛り上がっている話題を紹介する手法で運営されているニュースサイト。独自のネタを取材することは少ないが、時折「新聞崩壊」や「大学崩壊」といったテーマでの連載企画をすることがある。「ミドルメディア」や「二次情報サイト」といった位置付けで語られることが多い。