edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

毎日新聞購読者にTポイントの付与を開始 4月支払い分から

 毎日新聞社は、本紙を定期購読されている読者を対象に、買い物などで利用できるTポイントを差し上げるサービスを始めます。
 Tポイントは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する国内最大級のポイントサービスです。加盟67社の全国約3万店舗で、支払額に応じてポイントがたまり、1ポイント1円で使えます。
 ご購読へのポイントは、4月以降の所定の購読料お支払いに対し、100円につき1ポイントです。なお、一部でご希望に沿えない場合があります。また、ポイントは購読料のお支払いには利用できません。ご了承ください。
 このサービスは23日から、インターネットと郵送で受け付けます。TポイントをためるにはTカードが必要です。まだお持ちでない方には、毎日新聞オリジナルデザインTカードを無料で差し上げます。
毎日新聞定期購読者にTポイント 23日受け付け開始:毎日.jp

 昨年6月にCCCとの業務提携を行った毎日新聞社が、3月23日から購読者へのTポイントの付与を開始するとの発表記事。先日メモした「毎日の経営改善計画」で「提携を生かした取り組みを今年から始める」という話が出ていたが、早速それが現実となって動き出したような感じだ。
 これまでは「新規購読者」のみを対象に6カ月購読で1200円相当のポイント付与サービスを行ってきたが、今回は既に購読している人も対象にしているところが新しい。
 Tポイントの付与率は支払い料金100円につき1ポイントで、還元率は1%。3925円の朝夕刊セット購読ならば39円相当がバックされることになる。
 このサービスの注目点は、3段落目の「このサービスはインターネットと郵送で受け付けます」というところだろうか。ポイントシステムを利用する場合、割引の原資は普通、提携先の企業が負担することになるので、毎日新聞社にとっては単純に持ち出しとなる(それに加えてシステムの利用料も)。ただ、ポイント割引の負担の代わりに個人情報を得られるというメリットがある。
 見方によっては販売店を経由せずに読者の情報を得ようとしているとも受け取れる。ただ、月単位でポイントを付与するとなると、個別の契約状況の照会および確認はどうやってするのだろうか。クレジットカード決済でない読者の場合は結構難しそうな気がするが。