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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

毎日新聞、新潟日報に2012年春から印刷委託

 毎日新聞社と新潟日報社は8日、新潟県内で配達する毎日新聞約2万7000部を、新潟日報社の印刷センター(新潟市西区)で印刷することで基本合意したと発表した。印刷開始は2012年春を予定している。
 毎日新聞社は現在、新潟県内向けの新聞を関連会社「毎日新聞北関東コア」(群馬県高崎市)で印刷している。今回の印刷委託により、長距離輸送の必要がなくなり、積雪期でも安定した輸送が可能になる。
 両社はこれを契機に協力関係をさらに強化し、読者サービスの向上につなげる方針。
毎日新聞社:新潟日報社に印刷委託 安定輸送を実現  - 毎日jp(毎日新聞)

 もはや珍しくもなくなった全国紙から地方紙への印刷委託のニュース。新潟日報はこれで朝・読・毎の三大紙および日経という、事実上の全国紙全ての印刷委託を受けることになる。発表されている限りの開始時期と予定部数は以下の通り。提携発表が早い順に今年の秋から順次実施されていく見込み。

 ここまで印刷委託の提携の話がポンポン出てくると、もう全国紙は首都圏や関西圏以外はわざわざ自社で印刷しなくても、その県の県紙や有力ブロック紙が印刷すればよいのでは、と一般の人に思われてしまうのではないだろうか。
 逆に言えば、コストを削減した効果をきちんと読者にもわかりやすく伝えるということも必要になるだろう。そうしなければ、値段設定に不信感を持たれてしまう可能性も否定できない。