edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

市民記者サイトJANJANが3月末で休止 「ザ・選挙」なども

 市民記者の記事を掲載するインターネット新聞「JANJAN」を運営する日本インターネット新聞は3月1日、JANJANと関連サービスを31日に休止すると発表した。広告収入が落ち込んだことなどを理由に挙げている。
「JANJAN」休刊 広告収入の落ち込みで - ITmedia ニュース

 日本インターネット新聞社は、一般市民を「記者」として募り、投稿記事を掲載してきたニュースサイトのJANJANが3月31日での一時休止を発表した。同時に、全国のすべての選挙に関する情報を集積する『ザ・選挙〜JANJAN全国政治家データベース』や、政治資金の実相を明らかにする『政治資金データベース』、国会議員の活動を計量化する『国会議員白書』といった同社が運営してきたサイトも一時休止となる。
 こちらのリリースに休止にいたった事情は詳しい。ネット広告収入の大幅な落ち込みを理由の第一に上げている。
janjannews.jp
 広告に頼るインターネット上のメディア事業は景気動向に左右されるととるべきか、それとも単に一般人から文章を募ってニュースを掲載しPVを集めただけのサイトでは広告効果がないと判断されたと捉えるべきか。昨年4月で完全に消滅した「オーマイニュース」と印象が重なる。
 それにしても、JANJANが[こんなにたくさんのサイトを運営しているとは知らなかった。せめて「ザ・選挙」くらいは掲載する情報を整理したうえで、どこかの社が引き継いでもいいんじゃないだろうか。ネット上での選挙活動解禁を強く訴えているヤフージャパンとか、楽天とか。まあヤフージャパンとしては「みんなの政治」があるからいらないということかもしれないが、どうしても国会議員の活動が中心となってしまう。地方自治体の選挙を常設でフォローしてくれるサイトとして貴重だったと思う。