edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日、「勝手CM」をトレインチャンネルほか都内のデジタルサイネージに配信

 最近、朝日新聞絡みのネタをメモする比重が増えているような気がするが。

 朝日新聞社は1月31日、映像CMコンテスト「勝手CMアワード」で入賞した朝日新聞3サイトのネットCMを、都内4ケ所のデジタルサイネージ(電子屋外広告)へ配信を開始した。
 (中略)
 各サイトへの配信が好評だったことから、今回、デジタルサイネージへの配信を決定。有楽町マリオンビジョン、原宿アストロ、渋谷109フォーラムビジョンに1月31日から3月31日、JR「とレインチャンネル」に今月2日から7日まで配信。自社のネットCMをデジタルサイネージで配信するという取り組みは朝日新聞にとって初の企画で、今後もインターネットの特長を生かした効果的なPR活動を展開していくという。
  (ジャーナリスト新聞 2月8日付)

 先日メモした朝日新聞社による「勝手CMアワード」企画で募集した動画CMが、JR東日本の車内モニタや渋谷109、有楽町マリオンといった東京都内の著名デジタルサイネージ(電子屋外広告)に配信されるという業界紙の記事。映像作家など一般のユーザー*1から、asahi.comなどのネット媒体のCM動画を募集し、優秀作品を表彰するという奇抜な企画であったが、入賞した動画をYoutubeなどのインターネット上の動画サイトだけでなく、より多くの人の目に触れさせるため実際に屋外広告に配信して活用しようという取り組みが始まったもようだ。
☆グランプリ作品:神酒大亮監督 「就活爆発」 題材:asahi.com

 何のためにおいてあるのかよくわからない新聞名を記した看板を駅に設置して広告費を払うくらいなら、このようにいろいろな表現方法を試してみるほうがましのように感じる。新聞社も、ただ漫然と広報・宣伝に費用をかけるのではなく、「このCMを、こういう媒体を使って打つことで、どういうことを狙うのか」という戦略を明確にする必要があるのではないだろうか。
 ところで、JRのトレインチャンネル(山手線などの車内のディスプレイで動画が流れる)だけ期間が短いのは、やはりお値段が高いからだろうか。

*1:投稿者の大半は当企画の関係者かも