デイリースポーツ電子版がスタート、iPhone向けは国外のみ(追記あり)
2月1日よりデイリースポーツの電子版がスタートした。2月いっぱいは無料で閲覧でき、3月からは有料となる。有料登録しなくてもデモ用のIDとパスワードを公開してくれているのはありがたい。
⇒デイリースポーツ電子版
購読料は1カ月1890円で、月払いのほか3カ月・6カ月・1年一括の前払いが可能。1年一括払いだと20790円と約1割引になる。料金の支払いはクレジットカード、銀行振込、コンビニ決済の3種類に対応している。
表示は基本的に見開きで表示されるので、先日届いた1920×1080の液晶ディスプレイいっぱいに表示しても記事中の文字を読むことはできない。文字を読むためには数段階拡大させる必要がある。
1面の広告は掲載されているが、それ以降の記事下および記事中を問わず広告部分がほとんどグレーで塗りつぶされており、「スポーツ新聞の紙面」と思って読むと歯抜け気味で少し寂しい感じもする。最近スポーツ紙で散見する変形広告(記事部分に広告が大胆に食い込むようなもの)が出てきた時はどうなるのだろうか。
なお、芸能面でジャニーズ事務所所属タレントである関ジャニ∞の写真は非表示だった。まあそういうものなんだろう。
ちなみに2月2日からAppleのiTunesのAppStoreではiPhone/iPodTouchを対象としたデイリースポーツ電子版の配信が始まっている。こちらは無料であるが、日本国内では利用できず、海外からのみ利用可能とのこと。いろいろ事情はあるのだろうが、日刊ゲンダイが既に1面と競馬面をセットにした有料販売をAppStoreで始めているので、なんとなく釈然としない思いが残る。
追記:2010/5/23
5月7日に国内でも利用できるアプリをリリースし、国内でもiPhoneでの利用に対応した。
⇒デイリースポーツ電子版が国内でもiPhoneに対応 一部売りは115円 - edgefirstのメモ
個人的な感想であるが、神戸新聞社がこの電子版を本気で売るつもりがあるならば、ヤフーやライブドアといった大手ポータルサイトのニュースコーナーにデイリースポーツ記事の販売するのを止めた方がいいのではないだろうか。「阪神タイガースに関してならウチが一番詳しい」ことを集客の売りにしたいなら、せめて自社HPとこの電子版のみに限定するのが常識的な判断ではないかと思う。日刊、サンスポ、スポニチ、報知といった対抗紙が記事をバンバン出しまくっている以上、デイリーも記事を出さざるを得ないのかもしれないが、大手ポータルに配信を続けているうちはこの電子版も「実験」の域を出ていないのではないだろうか。