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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

WSJ日本語版のサイトがオープン 有料会員は月額1980円

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 -ニュース-ビジネス-海外-経済-金融 - WSJ日本版-jp.wsj.com - Wsj.comscreenshot
 12月15日にウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の日本語版ウェブサイトがオープンした。アジアでは2002年開設した中国に次いで2番目。
 日本版サイトはWSJ本紙の1日200本程度の記事の中から、日本の読者向けの情報を30本程度選び翻訳、編集を行う。これまで英語でしか読むことができなかった分析記事や鋭い論説を、日本語でリアルタイムにウェブで掲載するとのこと。オープン記念イベントでは、日本の新聞に比べ海外の経済ニュースへの記事掲載が圧倒的に速いことが強調されていた。
 ニュースの見出しの先頭に「鍵」のマークが付けられている記事をクリックすると、ここから先は会員登録しないと見ることができない旨が表示されている。ざっとトップページに出ている記事の3分の1から半分くらいに「鍵」マークがついているような印象だ。
 会員制度は有料会員と無料会員の2本立てで、無料会員になれば過去1カ月分まで読める。有料会員は過去記事もすべて閲覧でき、コラムや調査記事なども読めるとのこと。来年1月ごろには、記事へのコメント投稿機能や、その日の最新ニュースをまとめたニュースレターのメール配信サービスを全会員向けに提供する予定。
 月額料金は1980円で、6カ月一括なら約17%、1年一括で約30%の割引がある。
 いろいろなニュースサイトで取り上げられているが、こちらのInternet Watchの記事が最も詳しく伝えていた。
WSJ日本版サイトがオープン、月額1980円で有料会員向け記事も -INTERNET Watch
 なお、WSJ日本語版では本家WSJの裏技(検索エンジン経由で有料記事をタダで閲覧する)が効くかないようだ。いくつかの記事見出しをキーワードにして検索をかけてみたが、本文を読むことはできなかった。(【参考】メディア・パブ: マードックの矛盾,盗人グーグル経由で有料のWSJ記事がタダで読めるのはなぜ