神戸新聞社がデイリースポーツ社を吸収合併
神戸新聞社(橋田光雄社長、社員647人)は26日、全額出資子会社のデイリースポーツ社(稲垣嗣夫会長、社員239人)を来年3月1日をめどに吸収合併すると発表した。その後は神戸新聞社がスポーツ紙「デイリースポーツ」を発行する。
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首都圏阪神ファン愛読紙であるデイリースポーツが親会社の神戸新聞に来年3月1日をめどに吸収合併されるとのこと。もともと100%子会社であるので紙面上は大きな影響はないだろうが、ポスト減らしや間接部門の削減などリストラの一環なのだろう。
日本で発行されるスポーツ紙は、東スポやゲンダイなどの夕刊紙を除くと全てが一般紙新聞社が親会社になっているが、同一会社が発行している場合とスポーツ紙会社を分けている場合の2つある。2009年10月現在の区分けをすると、以下の表の通り。
別会社による発行 | 同一社による発行 |
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日刊スポーツ(朝日新聞系列)、スポーツニッポン(毎日新聞系列)、スポーツ報知(読売新聞系列)、デイリースポーツ(神戸新聞系列)、道新スポーツ(北海道新聞系列) | サンケイスポーツ(産経新聞社)、中日スポーツ(中日新聞社)、東京中日スポーツ(中日新聞社)、西日本スポーツ(西日本新聞社) |
デイリーが吸収されることで、スポーツ紙を別会社で発行するのはニッカン、スポニチ、報知、道新スポーツの4つとなる。この流れからすると、次は道新スポーツが北海道新聞社に吸収か?と予想してみたくなる。