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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日、全日本吹奏楽コンクールのライブ音源を即日着うた配信

 朝日新聞社は、着信メロディ配信サイト「朝日・日刊メロ蔵」で、10月24日と25日に開催される「第57回全日本吹奏楽コンクール」のライブ音源をコンクール当日にダウンロード販売する。
 「朝日・日刊メロ蔵」は、iモードEZwebYahoo!ケータイウィルコム(CLUB AirH")向けの着信メロディ配信サイト。サイトでは、全日本吹奏楽連盟朝日新聞社が主催する「全日本吹奏楽コンクール」(中学の部と高校の部)の全出場校のライブ音源を着うたとして配信する。予選を勝ち抜いた58校の自由曲が当日からダウンロード可能で、ライブ音源の当日配信は昨年に続き2度目。
 サイトの利用料はiモードEZwebYahoo!ケータイが月額105円〜525円の3コース、ウィルコム版は月額315円となる。
朝日新聞、全日本吹奏楽コンクールのライブ音源を着うた配信 - ケータイ Watch

 「吹奏楽の甲子園」と呼ばれ、全日本吹奏楽連盟朝日新聞社の共催である全日本吹奏楽コンクールの中学・高校の部の出場校全てのライブ音源を携帯電話向けの着うたとして配信するサービスを行うとのこと。出場した中高生やその父母、教師などに自社の着メロ・着うたサイトをアピールできるよい機会になる。しかも、コンクールの熱気冷めやらぬ当日中に配信するというのもすごい。今年で2回目だそうだが、こういった企画は一番盛り上がる「旬」にぶつけることで最大の効果を生むことを担当者は熟知しているのだろう。携帯サイトであれば中高生も決済しやすいだろうし、「自分たちの晴れの演奏をダウンロードしたい!」という子供からの要望であれば、親もすんなり許可しそう。
 朝日新聞社といえば、合唱の全国大会である全日本合唱コンクールも主催している。さすがに合唱の演奏を携帯電話の品質で聞くのは難しいかもしれないが、iTunesStoreのような音楽配信サイト経由であれば、コストと需要の釣り合いがとれるのではないだろうか。CDを出すには小口過ぎるが、合唱のようにニッチなテーマにこそネット音楽配信が合いそうな気がする。
 ちなみに、吹奏楽コンクール・合唱コンクールともに、紙面掲載された写真販売もやっているそうだ。
音楽コンクール写真の特別価格での頒布のお知らせ:朝日新聞社インフォメーション