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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

嵐の櫻井翔が神戸新聞記者に 震災報道の「神戸新聞の100日」ドラマ化

 大震災直後における神戸新聞記者の姿を描いたドキュメンタリードラマ「阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間〜被災地に生きた記者達の闘い〜(仮題)」が来年1月、フジテレビ・関西テレビ系で放送される。制作するフジテレビ(東京)が15日発表した。
 原作は、神戸新聞社の震災との闘いをドキュメンタリーで描いた「神戸新聞の100日」。神戸・三宮の本社が全壊し、新聞製作ができなくなる中で、報道を続けた記者たちの姿をドラマとして再現する。
 都市機能が壊滅した被災地の状況、震災当日に京都新聞社の支援を得て4ページで発行した夕刊作業の様子などを、資料映像や記者のインタビューも交えて構成。被災者でもある記者たちの思いを浮き彫りにする。
神戸新聞NEXT

 1995年1月17日の阪神大震災で、自ら被災しながらも報道を続けた記者たちの姿を描いた名著「神戸新聞の100日」がフジテレビ制作でドラマ化。かつてNHKでドラマ化され、その後映画にもなった「クライマーズ・ハイ」に続けるか。
 神戸新聞は震災後も地震に関する報道を重ね、ウェブサイト内でも「阪神・淡路大震災特集」を設け、震災に関する膨大な記事をアーカイブしている。多数の犠牲者を出した震災を風化させず、未来へ生かしていこうという強い意志が感じられるコンテンツだ。

神戸新聞の100日 (角川ソフィア文庫)

神戸新聞の100日 (角川ソフィア文庫)


 ドラマでは主役の写真部記者を嵐の櫻井翔が演じる。ほか写真部の新人記者に吹石一恵、編集局長が内藤剛志、整理部長が高嶋政宏というキャスティング。なお、実在の主要登場人物は実名で演じられるとのこと。資料映像や記者へのインタビューも交えるとのことなので、ドキュメンタリータッチになるのだろうか。
 嵐の櫻井といえば、日本テレビの夜のニュース番組「NEWS ZERO」で月曜のキャスターを務めており、アイドルの中では「バラエティだけでなく報道もカバーできる」というイメージがある*1。ニュースを伝えることの重要さ、記者たちのひたむきさなどをドラマを通して伝えてくれることを期待したい。

*1:一部週刊誌報道によると、父親が総務省のキャリア官僚で、妹が日テレだそうだ