edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

「埼玉新聞×らき☆すた」別刷り特集紙面が届いたのでレポート

 先日メモした10月8日発行の「埼玉新聞と萌えアニメ『らき☆すた』の特集紙面」を申し込んだところ、今日の夕方届いていた。さっそく写真付きでレポートしようと思う。
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 新聞だけに第三種郵便*1で送ってくれるのだが、こういう使い方は“ギリギリ”セーフくらいだろう。てっきり10月8日の朝刊が丸ごと届くと思っていたのだが、別刷りの特集紙面のみだった。ちょっと残念。どうせなら朝刊本体もセットで送ってくれれば、アニメだけでなく埼玉新聞そのもののアピールもより強まったと思うのだが。
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 1面はこんな感じ。紙面中央にいるアニメ絵の女の子3人が主人公。ちなみに記事下の広告は「らき☆すた」タイアップのクレジットカードの宣伝である。
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 最終面では「埼玉のB級グルメを紹介」として「煮ぼうとう」「つみっこ」「にんじんうどん」「ゼリーフライ」といった県内各地の特徴ある食べ物をアニメのキャラクターが紹介している。記事下は全国の地方新聞社と電通が共同で運営するショッピングサイトである47CLUBの広告だが、そこに並ぶ商品もキャラクターが紹介するという念入りよう。しかし、「埼玉新聞65周年記念Ver.ネコ耳&ウサギ耳フィギュア」とは…。
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 中面では「上田清司埼玉県知事にこなた・かがみ・つかさが直撃」と題し、埼玉県の魅力などを知事がPRするコーナーになっている。ちなみに上田知事が好きなマンガは「巨人の星」、最近のマンガでは「銀牙伝説ウィード」が一押しだそうだ。「萌え」じゃなくて「燃え」が好きらしい。
 その他には、埼玉県を舞台にした映画・ドラマ・アニメの紹介や、アニメ出演の声優へのインタビュー、「聖地巡礼(アニメに登場する印象的な場所をファンが訪れること)」ガイドなどがある。
 少々メーターを振り切った感じがしないでもないが、逆にここまで徹底的にやってしまうのも清々しい気がする。埼玉県も「アニメは観光資源」と積極的にとらえ、行政と地域が一緒になってこういった活動を盛り上げており、「アニメがちょっと流行してるから乗ってみようか」という軽いノリで取り組んでいるわけではなさそうだ。こういった地域に根付いた取り組みを地元の新聞社がバックアップするのも意味があるだろう。
 ちなみにこの特集紙面はこちらのページに購入方法が書いてある。1部の場合は130円分の切手と住所氏名を明記したメモを同封して埼玉新聞社へ送れば郵送してくれる。
 なお、今年7月には野球マンガおおきく振りかぶって(作者が県内の高校出身)」の特集紙面を発行しており、こちらも郵送で購入できるようだ。

*1:普通の郵便物より安い