読売新聞社、医療情報の有料ウェブサイトを10/29オープン

　読売新聞社は10月29日より、医療・介護・健康をテーマにした情報サイト「yomiDr.（ヨミドクター）」の運営を開始する。読売新聞本紙に掲載された病院調査データやコラムのほか、病名図鑑などを掲載していく予定。コンテンツは一部を除き有料で、月額210〜420円。
⇒読売新聞の医療情報サイト「ヨミドクター」が10月29日オープン -BB Watch

⇒お知らせ : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
　読売新聞社は医療・介護・健康をテーマにしたサイトを１０月２９日にオープンする。新聞社系のウェブサイトとしては珍しく有料課金を実施。コンテンツをすべて利用するためには読売新聞社の会員制組織「ヨリモ」に登録したうえで、yorimoの有料オプションを申し込む必要がある。通常料金は月額４２０円だが、新聞講読者には２１０円の割引価格になる。
　現状のYOMIURI ONLINEの「医療と介護」コーナーを置き換える形でオープンするもよう。有料化の売りとなるコンテンツは下記の通り。

• 全国約3000の医療機関を独自調査し、病名や治療法ごとの患者数、手術件数など病院選びの参考になるデータを集計した「病院の実力」*1
• 体の部分および病名を選択することで、関連する記事検索が可能となる「医療大全」。サイトオープン時には約100種類の疾患について、2000件前後の記事を公開する予定。

　医療や介護といった情報は誰もが世話になるものであり、高齢社会が進み、社会保障費が毎年１兆円以上増加する中、医療や介護といった業界は当分需要が高まり続けるだろうし、民主党政権下ではさらに後押しが強まりそう。需要が見込める分野に参入する目のつけどころは悪くないのかもしれない。
　ところで、新聞購読者には割引料金適用とのことだが、料金の決済はやっぱりクレジットカード主体になるんだろうか。新聞販売店の集金と一緒に、というのはやはり難しいのだろうなあ…。

*1:ムックとしても出版され、[http://www.amazon.co.jp/dp/464309009X:title=販売]されている