日本文理フィーバーに沸く新潟日報の1面・終面見開きレイアウト
今年の夏の甲子園も終了。惜しくも決勝で愛知代表の中京大中京に破れたものの、新潟県勢として初のベスト4および決勝進出を果たした新潟文理高校に対し、新潟県民の喜びは天を衝かんばかりの様子。特に9回裏の攻撃で6点差から1点差まで一気5点を返した驚異的な粘りは、新潟のみならず日本全国に対し感動を与えたような感じだ(中京大中京のエースがお立ち台で泣きながら「最後まで投げられなくてすみません」と言ってたのが印象的だった)。
で、新潟の地元紙といえば新潟日報なのだが、新潟文理の躍進を伝える紙面がエラいことになっているとのこと。
⇒今朝も新潟日報が半端なく熱い件。あと日本文理お疲れさまでした【新潟県民の熱い夏】(聴く耳を持たない(片方しか)さんより。写真クリックで該当エントリにリンク)
なんと通常1面の右上にある「新潟日報」の題字を左上に移動させたうえで、通常最終面にあるラジオ・テレビ面を中に移動させ、1面と最終面をつないだ見開きレイアウトで日本文理の準優勝を報じている。スポーツ紙では珍しくなく、一般日刊紙でも地方紙の紙面作りでは時折使われる手法らしいが*1、こうやって見ると非常に迫力がある。
しかも、新潟日報は決勝の日だけでなく、準決勝に勝って決勝進出を決めた日の紙面もこのような構成だった。
⇒今朝の新潟日報が半端なく熱い件(聴く耳を持たない(片方しか)さんより。写真クリックで該当エントリにリンク)
夏の甲子園で長く低迷し、今大会が始まるまで都道府県別の夏の甲子園大会勝利数ではワースト1位だった新潟県民の喜びと興奮が伝わってくる紙面作りである。こういった地域の住民と喜びを共有できるのは地方紙ならではのことだと思う。