朝日新聞社が自社開発ケータイＣＭＳの営業開始
朝日新聞社のケータイサイトは「朝日・日刊スポーツ」をはじめ「ＣＮＮ」や「ニッカン芸能！」など１０以上あるとのことだが、これらのケータイサイトを構築するＣＭＳ（コンテンツマネジメントシステム）を、ソリューションとして新聞社や出版社に向けて営業を開始する。第一弾は文藝春秋の総合スポーツ雑誌「Number」のケータイ公式サイトで導入される。４キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、ウィルコム)の公式サイトに対応したページを生成でき、頻繁なコンテンツの更新や大量のアクセスにも耐えられる堅牢性を備えているとのこと。
メーカーやベンダーが既に導入した実績のあるシステムを他社に売り込むのは普通の話だが、伝統的なメディア企業が自社開発したシステムを他社に売り込むというのは珍しい。
確かに「あの会員○○万人の朝日のケータイサイトで使われているシステムです」と売り込めば、とりあえず話を聞く社も出てくるだろう。各社もコスト削減圧力が厳しい中、プラットフォームを共有することでデジタル事業への投資を下げられる目論見もあるかもしれない。ＡＮＹでお仲間を組んでいる日経や読売にも話をしているのだろうか。CNET Japanを買収するなど最近ネットでの話題が盛りだくさんな朝日新聞社から今後も目が離せない。
