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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

KDDI、テレビ朝日、朝日新聞の3社共同で「EZニュースEX」開始。テレビのテロップと同時の「超速報」も

 昨年12月15日に提携を発表した3社が、新しい携帯電話向け情報提供サービスを開始した。NTTドコモの「iチャネル」に相当するサービス「EZニュースフラッシュ」を大幅に強化し、「誰よりも早く」「どこよりも豊富に」「あなた向けにアレンジ」をポイントに挙げ、「EX」と銘打ったサービスの概要は以下の通り。

  • 目玉は「超速報」。テレビのテロップが出るのとほぼ同時に緊急ニュースを携帯にも届ける。従来のパケット通信ではなく、緊急地震速報でも使われる大規模一斉配信のシステムを利用。
  • 1日200本以上のニュースが30分ごとに端末へ配信される。3社が立ち上げた24時間運用の編成センターから。
  • 月額262円。自動配信されるニュースについてはパケット通信料はかからない*1
  • 自動配信された記事は端末の中に保存される*2ため、電波の届かない地下鉄の中でも閲覧可能。
  • 天気や占い、自分の良く使う鉄道の運行情報といったコンテンツも配信。
  • テレ朝系列局の動画ニュースや、芸能記者会見の動画なども。
  • 任意のキーワードを登録すると関連情報を配信する「MYニュース」も利用可能。
  • 当初は東芝製の「biblio」「T002」のみ対応だが、秋以降の端末で対応機種を拡充する見込み。

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 いくら新聞社サイト巡回が趣味の自分でも、正直言って1日200本もニュースが読みたいとは思わないが、テレビ局にとっては「号外」に相当するテロップと同じタイミングで緊急ニュースが携帯に流れるというのは大きな魅力だ。
 そういえばNTTドコモは昨年8月にiチャネルのニュース配信元を毎日新聞社から日本テレビ放送網記事1)(記事2)に変更したが、毎日に戻さないかなあ。どうしても日テレではニュースの早さと内容で劣ってしまうのだが。

*1:詳細を読みにいくとパケット通信料が発生する

*2:詳細記事の閲覧や動画の再生などは除く