edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

「健全」交流サイトで暗号やり取り、監視とイタチごっこ

 携帯電話向けの交流サイトなど、第三者機関が「健全」と認めたサイトの利用者が犯罪やトラブルに巻き込まれるケースが相次いでいる。隠語などを巧みに使い、出会いを求めたり、他人を中傷したりする書き込みが後を絶たず、中高生の被害も少なくない。専門家は「認定サイトにも落とし穴はある」と注意を呼び掛けている。
 「あsあtあa……ドコモだよ。あだけ抜いてね」(メールアドレスにひらがなを交ぜてブロック逃れ)。「例の間に蜂がいて……」(080で始まる携帯電話番号)。
 約1300万人が利用する会員制交流サイト「モバゲータウン」。運営会社ディー・エヌ・エー(東京・渋谷)の監視担当者が操作するパソコンの画面には、隠語などで一見それと分かりにくくしたメールアドレスや電話番号が並ぶ。(日経新聞5/11朝刊社会面)
NIKKEI NET:「健全」サイトにも危険 隠語で「出会い」、中傷書き込みも絶えず

こういう実態があり、実際に犯罪の温床となっている限り、いくら監視を強化したり第三者機関を作って自主的な取り組みをしても、規制が強くなっていくことは避けられないのだろう。韓国のようにインターネット利用の原則実名化までは極端としても、本人確認や利用年齢制限の徹底などがされていくのではないだろうか。
ちょうどリアルでも法の隙間をついて営業していた「出会い系カフェ」で事件が連続して発生し、それが報道されることによって多くの人が知るようになり、行政が動き規制を強めていくように。
5/6にメモした本「情報革命バブルの崩壊」で、「ネットはもはや技術者やオタクだけが使う聖域ではなく、国民のすべてが利用する社会インフラとなった」という一文があったが、ネット社会に追いついていない現実社会を合わせていくことももちろん必要だが、一方でネット社会も現実社会のルールに合わせていく必要もあるのだろう。