edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

「地方の雑誌メディアの終焉が近い件について」のまとめ

リクルートのチラシ宅配に関連して、はてな匿名ダイアリーで1年以上前から投稿されていた「地方の雑誌メディアの終焉が近い件について」がはてなブックマークニュースで取り上げられていた(⇒第2のホットペッパーとなるか―リクルートが「チラシと番組欄だけ」を無料配布 - はてなブックマークニュース
昔読んだ覚えがあり、大変興味深く読んだ。まとめサイトもすでにあるのだが、9回に渡りそれぞれ盛りだくさんの濃い内容で、全部読むと非常に長いので、メモ用にそれぞれのリンクとともに簡単なまとめを添えてみる。

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//anond.hatelabo.jp/20080219121753:title]:(地方タウン誌の編集と営業部門の構造について。かっては「編集は聖域」という意識が強かった)
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//anond.hatelabo.jp/20080219133702:title]:(タウン誌にとって不透明な「広告効果」。不況の影響が押し寄せる中、費用対効果を明瞭にうたうクーポンマガジン「ホットペッパー」が登場)
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//anond.hatelabo.jp/20080219150703:title]:(「ホットペッパー」以前に角川の「Walkerシリーズ」が地方へ進出した時の戦いの様子。中心都市には影響するも、中小広告主が多いタウン誌は踏みとどまる)
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//anond.hatelabo.jp/20080219164145:title]:(リクルートのノウハウを叩き込まれた「ホットペッパー」歩合制営業部員の猛烈な攻勢。東京発の「メジャー」なものを歓迎する住民。広告収入の低下にタウン誌内部で対策をめぐり紛糾)
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//anond.hatelabo.jp/20080219182449:title]:(タウン誌のブランド力を生かし、フリーペーパーとの差別化を図れる「記事広告」に注力。飲食店特集や美容室特集など。「編集は聖域」の理念崩れる)
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//anond.hatelabo.jp/20080220103805:title]:(タウン誌自体の販売部数の低下。読者年齢の上昇と高校・大学生へのリーチ低下。「街ネタ」も一般人によるインターネット情報発信が隆盛。タウン誌編集者の自信喪失。休刊ラッシュと新たなクーポンマガジンの創刊ラッシュによる市場の荒廃)
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//anond.hatelabo.jp/20080225181422:title]:(タウン誌の販売部数の解説。3万部の有料タウン誌と10万部のフリーペーパーの広告効果。「記事広告」注力によるデメリットが顕在化)
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//anond.hatelabo.jp/20080226204431:title]:(「編集記事に見える広告」を掲載し、結果的に読者の信頼感を利用してきたことの反省)
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//anond.hatelabo.jp/20080302010145:title]:(信頼を取り戻すための取り組みや、経営の多角化や観光PR、自治体広報に活路を見出す事例)
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//anond.hatelabo.jp/20080315010415:title]:(タウン誌内部の労働環境の苛酷さと離職率の高さ。かつて地方の若者文化をリードした創刊スタッフの理念と活力が継承されないことへの危機感)