edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

Yahoo!からの流入で支えられる「毎日.jp」と「イザ!」

ネットレイティングスの1月インターネット利用動向調査から。

 1月の新聞社系ニュースサイトの利用者数の1位は「毎日.jp」の947万人、2位はマイクロソフト産経新聞社が共同提供している「MSN産経ニュース」の787万人、3位は産経新聞社のニュースサイト「イザ!」が742万人で続いており、新聞の発行部数では上位の新聞社が運営している「YOMIURI ONLINE」(読売新聞社)と「asahi.com」(朝日新聞社)を上回っている。
新聞系ニュースサイト利用者数1位は「毎日.jp」、ポータルからの流入で「Yahoo!ニュース」は絶大な影響力 (1/1):MarkeZine(マーケジン)

ふむふむ。

 「イザ!」は、トラフィックの9割前後が「Yahoo!ニュース」からの流入となっており、首位の「毎日.jp」もトラフィックの5割前後が「Yahoo!ニュース」からの流入となっている。
新聞系ニュースサイト利用者数1位は「毎日.jp」、ポータルからの流入で「Yahoo!ニュース」は絶大な影響力 (1/1):MarkeZine(マーケジン)

いわゆる“ポータルサイト提供記事の関連記事効果”とでも言えばいいのかな。
毎日や産経は日々いっぱい記事をポータルに送っている。このこと自体は記事の提供なので有料なのだろうが、ポータル側も提供社に配慮して、「関連記事を貼る場合は自社サイトに誘導できるようにしますよ」という仕組みを提供しているわけだ。
悪く言えばポータル(ほぼYahoo!ニュース)からトラフィックを分けてもらっているとも言えるが、ともあれアクセスを稼ぐには有効のようだ。
一方で朝日*1と日経*2は「Yahoo!には絶対記事を出さない」という方針を徹底している。
よくわからないのが読売で、ポータルに積極的に記事提供をしているが、関連記事によるリンクを受けていない。まあこのへんは横綱の余裕みたいなもので、各社の動きを見ながらどちらにも取れる作戦であろうか。

*1:朝日は[http://news.goo.ne.jp/:title=gooニュース]には提供していたりするが

*2:日経もgooと組んで[http://nikkei.goo.ne.jp/nkg/nkg_top.jsp:title=日経goo]というサイトを運営している。さすがNTT系。